黄砂とは
黄砂は、中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高原にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。
黄砂現象
黄砂は従来、自然現象であると理解されてきました。しかし近年では、その頻度と被害が甚大化しており、森林減少、土地の劣化、砂漠化といった人為的影響による環境問題としての認識が高まっています。
黄砂の粒子
黄砂の粒子:0.5~5μm、スギ花粉の粒子:20~30μm
黄砂の大きさは、花粉の10分の1ぐらいしかありません。
黄砂は汚染されているか
黄砂は中国大陸の砂漠地帯で巻き上げられる砂で、それ自体は有害物質ではありません。しかし、偏西風により中国の工業地帯に運ばれるとスモッグの上空を通過している間に、大気汚染物質(硫黄酸化物、窒素酸化物、水銀などの重金属など)を吸着し、日本に降下してくる頃には健康に悪影響を与える汚染物質に変質してしまいます。
黄砂が健康に及ぼす影響
黄砂はこのような理由により、健康への被害が重大な問題になりつつあります。
研究によると、黄砂がアレルギーの病態を悪化させるという結果が出ています。黄砂は花粉のようなアレルギーの原因となる物質ではありませんが、呼吸器に直接吸い込まれるので、花粉症や喘息などを悪化させる可能性があります。
黄砂そのものやアレルギーとの関連など、まだわからないことが多いのが実情ですが、花粉症対策が代用できます。
黄砂の対策
環境省や気象庁のホームページで、黄砂飛来情報をチェックして、黄砂がひどい時には、外出を控えることも対策のひとつです。


