「えっ、うちの子も…?」。
意外と身近なシラミの被害とその予防。

シラミ
2017/07/05
「えっ、うちの子も…?」。意外と身近なシラミの被害とその予防。

「毎日ちゃんと頭を洗っているから大丈夫!」そう思っている方も多いはず。でも、いくら清潔にしていても、子どもたちが一緒にお昼寝したり遊んだりしているうちに、うつってしまうことがあります。生活環境の良くなった現在でも実は流行しているアタマジラミの被害。早めの対処と予防を心がけましょう。

被害があっても大声で言わないだけで、
実は流行しているアタマジラミ。

頭髪に寄生して頭皮から吸血するアタマジラミ。“不潔”というイメージがあるかもしれませんが、それは大きな間違いです。保育園や幼稚園では頭を寄せ合ってお昼寝をしたり、お風呂やプールでタオルやブラシを貸し合ったりすると、清潔にしていても簡単に感染してしまいます。福祉保健局などへの相談件数は増加傾向にあり、またプールの時期だけでなく、1年を通じて被害が見られるので、常に気をつけておくことが必要です。

アタマジラミの成虫が1日に産みつける卵は3~9個。寿命は約1ヵ月で、一生で50~150個の卵を頭髪に産みつけ、繁殖していきます。数が増えていくとかゆみが激しくなるため、もしも子どもが何度も頭を掻いていたら、この小さな寄生虫のせいかもしれません。耳の後ろや襟足のあたりをよく探してみてください。

被害があっても大声で言わないだけで、実は流行しているアタマジラミ。 被害があっても大声で言わないだけで、実は流行しているアタマジラミ。

被害者の8割以上が8歳以下の子ども。

一般的に大人よりも体温が高い子どもたち。新陳代謝も活発なので、外で遊んだりお昼寝をしたりすると、すぐに汗をかいてしまいます。そのため、暖かく湿った場所を好むアタマジラミの餌食になってしまいやすいのです。

アタマジラミは人の体から離れると、 7~72 時間程度しか生きられません。逆に言えば、その時間内に別の人の体に移動すれば生きることができ、繁殖してしまうということ。

保育園でもらってきたアタマジラミが、子どもと一緒に寝ていた家族にうつってしまうこともあるので、早期発見が重要です。二次的に被害が拡散していかないよう対処しましょう。

アタマジラミの卵
アタマジラミの卵
アタマジラミの成虫
アタマジラミの成虫

アタマジラミ写真提供:(財)日本環境衛生センター環境生物部

日頃からやっておきたい、3つの予防策。

アタマジラミは卵→幼虫→成虫の順番で成長しますが、幼虫と成虫は同じような形態をしており、羽がないため飛んだり跳ねたりできません。

動くスピードが速くなかなか見つけることができないため、髪の毛をかき分けながら卵を探してみてください。シラミの卵は縦0.5mm×横0.3mmの楕円形で、乳白色です。払ってすぐとれるフケとは違い、シラミの卵は髪の毛にしっかりと固着しているので指でつまんでも簡単にはとれません。

3つの対策
  1. 1.タオルやブラシ、帽子や衣類などを共有しないこと。
  2. 2.シーツやまくらカバーなどの寝具をこまめに洗うこと。
  3. 3.充分に洗髪し、スキンシップを兼ねて日頃から頭髪を観察すること。
日頃からやっておきたい、3つの予防策。

シラミを見つけてしまったときの対処法。

優れたシラミ駆除効果の「シラミとりシャンプー」

いつもの要領でシャンプーして5分待って洗い流すだけ!これを1日1回、3日に1度ずつ、3~4回繰り返せばOKです。シラミの卵は約7日で孵化するため、繰り返して使用する必要があります。

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1度スプレーすれば駆除効果が約7日続く「シラミ・ダニ退治スプレー」

ふとんやまくら、帽子、カーペットにスプレーするだけなので、とっても簡単!やさしいフローラルの香りなのに、有効成分フェノトリン配合なので、シラミとダニに優れた殺虫効果を発揮します。

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枕カバーやシーツ、タオルを55度以上のお湯につけて5分!

駆除をしたら、再発防止のためにも、寝具などを熱いお湯にひたしてから洗濯をしましょう。シラミは熱に弱く、55度以上で死滅します。スチームアイロンや乾燥機の利用も効果的です。

枕カバーやシーツ、タオルを55度以上のお湯につけて5分!

毎日お風呂に入って髪を洗い清潔にしていても、誰でも簡単にアタマジラミに感染してしまう可能性があります。仮に感染してしまっても、「恥ずかしい」という概念を捨てることが大切。また、「うちの子は大丈夫」と油断せず普段から予防することで、被害のリスクを減らすことができるはずです。