好物がチーズって本当?
電気コードをかじるのはなぜ?ねずみの不思議。

ネズミ
2017/09/06
好物がチーズって本当?電気コードをかじるのはなぜ?ねずみの不思議。

世界中には1,000を超える種類のねずみがいて、そのうち日本でよく見られるのは、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの主に3種類。身体の大きさの割に大食いで、ときには家屋内に侵入して“盗み”を働くことも…。そんなねずみの不思議な習性とは?

小さいカラダで大きな被害をもたらす!?
ねずみが人間に与える害とは…

ねずみの被害の歴史を古くたどると、弥生時代にまでさかのぼります。高床(式)倉庫にねずみ返しが取り付けられていたことを考えると、当時からねずみの被害に困っていたことが推察できるでしょう。

問題になるのは、食べ物をかじられてしまうという衛生的被害だけではありません。鋭い歯を持つねずみは、家の柱や壁をかじることが度々あります。電線ケーブルやガス管も噛み切ってしまうほど強靭な歯を持ち、それが原因となり停電や火災、ときには爆発事故などの被害に繋がることも…。

小さいカラダで大きな被害をもたらす!?ねずみが人間に与える害とは…

近年は郊外だけではなく都市部でも普通に生息しているねずみたち。東京都でも毎年数千件の問い合わせが寄せられますし、特に高齢者世帯で被害が増加傾向にあるようです。掃除がなかなか行き届かなかったり、食品の管理がついおろそかになってしまったりすると、ねずみに狙われやすくなってしまいます。

小さいからといって油断は禁物。大きな被害をもたらしかねないこの“小さな敵”を野放しにせず、ねずみの好物をそのまま放置せずケースに入れて保管するなど、侵入してこないよう対処しておきましょう。

小さいカラダで大きな被害をもたらす!?ねずみが人間に与える害とは…

ねずみの被害が多いのは秋。そのワケは?

基本的にねずみは夜行性なので、食べているその瞬間を自宅で目撃することは、稀かもしれません。パンなどの食材や電気コードがかじられた痕跡を見て「もしかしてねずみの仕業?」と疑い始めるケースも多いのではないでしょうか。

ねずみの被害が多いのは秋。そのワケは?

姿が見えなくても、家の天井の上でトコトコトコと走るような足音がした、または、高い場所でガリガリと木をかじるような音がしたならば、「クマネズミ」の仕業かもしれません。というのも、他のねずみは基本的に上のほうへ行かず、下のほうを平行に行動するから。「ドブネズミ」は主に下水溝や床下に生息していて比較的寒さに強いので街中で見かけることが多く、「ハツカネズミ」は農村などの周辺に生息していることが多いです。

クマネズミ
クマネズミ
ドブネズミ
ドブネズミ
ハツカネズミ
ハツカネズミ

ねずみの被害が最も多いのは10~11月。なぜこの時期に被害が増えるのかと言うと、ねずみたちがとても寒がりだから。秋になり寒くなりはじめると、続々と暖かい建物の中に侵入してきては、夜中にエサを食い散らかす迷惑な存在なのです。“食欲の秋”だからといって冷蔵庫に入りきらないほどの食材を買って置いておくと…ねずみたちも陰で喜んでいるかもしれません。

ねずみの好物がチーズって本当?
電気コードや家の柱をかじるのはなぜ?

ねずみ=チーズが好き。という印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか。基本的に雑食なのでチーズも食べますが、特別チーズが大好きというワケではありません。「クマネズミ」と「ハツカネズミ」は穀物、「ドブネズミ」は肉や魚が特に好きなようです。

ねずみの好物がチーズって本当?電気コードや家の柱をかじるのはなぜ?

電気コードや家の柱をかじるのは、おなかが減っているからではなく、そうかといって趣味でかじっているワケでもありません。放っておくと歯が伸び続けてしまうねずみは、それが原因で食べられなくなり、死んでしまうことも…。
そのため、硬いものをかじって歯を削らなければならないのです。

ねずみの好物がチーズって本当?電気コードや家の柱をかじるのはなぜ?

手当たり次第に色々なものをかじってしまうねずみたち。エサとなる食材を放置していなくても、ねずみの被害に遭うことは充分にありえます。ねずみを野放しにしておくと、ペストなどの感染症を媒介することもあるので注意が必要です。また、ねずみに寄生するイエダニの増加などの問題も…。ねずみを駆除する際には、併せてイエダニを駆除することをオススメします。

鋭い歯でエサはもちろん、柱や電線ケーブルをかじるねずみ。
柱や電線ケーブルもかじる
ねずみの鋭い歯

ねずみが住みにくい環境づくり、5つのポイント。
それでも安心できない場合は?

5つのポイント
  1. 1.フタ付きのゴミ箱を使い、ねずみの侵入を防ぐこと。
  2. 2.巣の材料(新聞紙・段ボール箱・割り箸・ティッシュなど)を放置しないこと。
  3. 3.食品は出しっ放しにせず、ケースなどに入れて保管すること。
  4. 4.衣類・シーツ・タオルなども、チェストやケースに収納すること。
  5. 5.家の中だけでなく、外回りもキレイにしておくこと。
ねずみが住みにくい環境づくり、5つのポイント。それでも安心できない場合は?

以上の5つを実践すれば、ねずみの侵入のリスクは格段に減らせるはずです。それでも安心できないという場合は、ねずみの忌避剤や殺鼠剤を使用してみてはいかがでしょうか。

ねずみが苦手とするのは、ハッカ・月桃などの天然ハーブや、ワサビの香り。さらに、ねずみにとっては恐怖の対象であるネコのニオイ。それらを配合した忌避剤は、人間にとっては安心な天然由来の成分ながら、置くだけでねずみの定着を防止することができますよ。

ねずみが住みにくい環境づくり、5つのポイント。それでも安心できない場合は?
ねずみが住みにくい環境づくり、5つのポイント。それでも安心できない場合は?
ねずみが住みにくい環境づくり、5つのポイント。それでも安心できない場合は?

安眠妨害や食品被害のみならず、様々な被害を引き起こすねずみは、人間にとって困った存在。忌避剤でダメなら、殺鼠剤の出番です。ねずみの食欲が増す、秋から冬にかけて使うのがベスト!賢くねずみを駆除して、食欲の秋を楽しみましょう。寒い季節は外出も減ってしまいがち。ねずみのいない快適なご自宅でお過ごしください。

「ワルファリン」という成分では効かないスーパーラットをご存知でしょうか?現在では、有効成分「ジフェチアロール」が配合された殺鼠剤も登場していますよ。ねずみは警戒心がとても強く、なかなかエサを食べないこともありますので、しばらく動かさないことがポイント。また、毒餌に被害にあった食材を粉状にしてふりかけるか、コーン油やソースを数滴かけておくと、食べることもあるので試してみては?